2014年6月30日月曜日
2014年6月29日日曜日
9 ジャックロンドン 荒野の呼び声
これは、本当によかったです。今年読んだ中で今のところ一番に面白かった本だと思います。主人公はバックという名前の犬なんですが、この犬のそりへの取り組み方が半端ではなくて、それを何か自分と比較してしまうんですね。
途中で、全然駄目な主人に使わされてしまうことになるんですが、その場面のバックの姿とか本当にかっこいい。
人間もここに出てくる犬も働いて生きていくわけなんですが、ややもすると真面目に働くことがばからしいとか、仕事以外の部分が充実している人生がすばらしいという考えに陥りやすいものだと思います。自分自身今の仕事の何が楽しいのかよくわからなくなってきてますが、そのような自分にまさに響いてくる物語で、私の中の悩みはいっそう悩ましくなるのです。
堕落していく文明の批判者とか見出しに書いてあるんですが、そのようなメッセージにピンとこなくても読んだ人それぞれに思うところはあると思います。
2014年6月8日日曜日
7 ホーソーン『緋文字』
前回のマスターピースに収録されていたホーソーンについて、他の作品にも興味が出てきたので読んでみました。名前だけは知ってたんですが、内容は全然知らなかったです。恥ずかしい話緋文字の「緋」ってなぜか紐と勘違いしてまして。しかし予備知識なしに読んだこととは関係なく、正直読みにくいなーと感じました。
パッチをあてるっていう設定が好きですね。Aって結局何のAなのかはっきりしてないんですよね。開拓時代のアメリカのイギリスから逃げてきた清教徒がどんな人たちでどんな生活をしてどんな考え方を持った人たちなのかということを勉強すればもっと面白く読めるかもしれません。
パッチをあてるっていう設定が好きですね。Aって結局何のAなのかはっきりしてないんですよね。開拓時代のアメリカのイギリスから逃げてきた清教徒がどんな人たちでどんな生活をしてどんな考え方を持った人たちなのかということを勉強すればもっと面白く読めるかもしれません。
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