2014年6月8日日曜日

6 アメリカン・マスターピース 古典篇


アメリカ古典の入門として読んでみましたがとても良かったです。
古典というのは独特の奇妙な感じがあります。ゴシックと言うのでしょうか。ポーのモルグ街の殺人の雰囲気や、ウェイクフィールドやバートルビーの人物造形なんかはそんな感じがします。マークトゥエインのカエルは幻想文学のような雰囲気はありませんが話自体がとても奇妙で印象深いです。
そんな中でひときわ目立つのがジャックロンドンの火を熾すでした。非常に現実的に情景は描かれるのですがそれが読む側を引き込んでとても面白いです。

7 ホーソーン『緋文字』

前回のマスターピースに収録されていたホーソーンについて、他の作品にも興味が出てきたので読んでみました。名前だけは知ってたんですが、内容は全然知らなかったです。恥ずかしい話緋文字の「緋」ってなぜか紐と勘違いしてまして。しかし予備知識なしに読んだこととは関係なく、正直読みにくいなーと感じました。

パッチをあてるっていう設定が好きですね。Aって結局何のAなのかはっきりしてないんですよね。開拓時代のアメリカのイギリスから逃げてきた清教徒がどんな人たちでどんな生活をしてどんな考え方を持った人たちなのかということを勉強すればもっと面白く読めるかもしれません。

8 夢野久作 キューピー


夢野久作はこわい話を書く人という印象がありますが、出家してほうえん山人という名前で童話も書いていたそうです。これもそのひとつでしょう。
白髪小僧という話も読んでみたいです。

2014年4月8日火曜日

5 サリンジャー『フラニーとズーイ』

後半の宗教に関するところは全く記憶になかったです。やっぱり一番覚えているのは、お風呂でタバコをすいながら手紙を読むところと、そのあと流しで母親と話す場面でした。今読んでも宗教のところはやっぱり読みにくいと思いましたが、でも中学や高校の頃はもっとバカ正直に物事を考えていて、なんでそんなにバカ正直に考えるのかと大人から言われることに反発したりというようなことは、思い当たるところもありますよね。そう言うことが思い出せてよかったかもと思いました。

3 石田衣良『REVERSE』

また、石田衣良です。男が女を演じて女が男を演じるというはなし。最近勧められて読んだシェイクスピアの『十二夜』と通じるところがあって興味深かったです。現代社会を映し出した新しい恋愛物語みたいな解説をしている人もいるようですが、やっぱりこういう主題は喜劇になってしまいますね。

2 石田衣良『約束』

どうしても気になってしまうのは、ものの名前にこだわりがあるというか、この人がどこのブランドの何を身につけていて、なんて言う車に乗っていて、何という植物を育てていて、なんと言う町の何という名前のカフェで何んというコーヒーを飲んでいて、ブラブラブラ・・・とこんな調子でして、その人が何者であるかはその人の身につけているものの名前が示してくれるといっているかのようにも思えてしまいます。そのカメラマンの持っているカメラがリンホフのマスターテヒニカだから何だというのでしょう。そんなブランドの名を連ねたところでその人について何を描いたのでしょう。そんな名前を持ち出さなくてもその人の思いや人となりは描けるでしょうに。

4 魔夜峰央『パパ!?パタリロ!』

昨年書かれたパタリロの番外編です。本編は30年以上連載が続いていて、絵柄はだいぶん変わりましたが中身の面白さはは変わってませんね。
※ルールではこのタイトルは一冊で完結しているので1です。